
<職場環境改善に効果のあった事例の紹介②>STELLA社員が手を組んで現場を変える!
最終更新日 2023-01-10
職場環境改善のネックは社員のやる気?
「ストレスチェックの結果から職場環境改善を行うべきと感じても、実際にどこから手を付けていいかわからない……」
こうした担当者の声をよく耳にします。
また、以下の経験がある方もいるのではないでしょうか。
・ 残業時間や無駄を削減すべく、部下に日々の報告を要請したら、報告のための残業が増えてしまった。
・ 人事異動をしなければ職場環境は変わらないと思うが、希望通りの人事異動など発令されることはなく、ただ我慢している。
そこで、今回も人材育成・組織開発コンサルティングサービス「STELLA」を導入したA社様の実際の体験談をお伝えします。
前回は管理職の方のインタビューを紹介しましたが、今回は実際にSTELLAとして活躍したDさんへのインタビューです。
↓ 前回の記事はこちら ↓
Dさんのご紹介
入社3年目、事務職。
会社からSTELLAによる社員育成と職場環境改善に取り組むと聞かされると同時に、STELLAに任命されました。
新卒で入社し、社歴3年目の自分にできるのか不安もありましたが、STELLAとして活動することで学びも多かったそうです。
STELLAに選ばれたと聞いたとき、どう思いましたが?
「なぜ自分に? 他に適任がいるのでは?」と不安を感じたのが、率直なところです。
その一方で、きっと会社が自分の何かを評価し、「STELLA」に選んでくれたのだ、頑張ってみようと決意しました。
STELLA活動では、実際にどんなことをしたのですか?
各部署から1~2名選ばれたSTELLAがはじめて全員集まったのは、初回のSTELLA研修です。
そこでSTELLAの目指すもの、選ばれた理由、STELLAの意義など説明を受けました。
その後、研修を受けるとともに、会社全体で足りていないこと、改善したい内容について意見を出し合い、STELLA活動の方針を決めました。
STELLAのメンバーは明るく人当たりがよい人ばかりで、研修でもグループワークでも活発に意見が飛び交い、積極的に関わり合う姿勢が印象的でした。
会社について真剣に向き合う姿に頼もしいと感じるとともに大変刺激を受け、有意義な時間を過ごすことができました。
私の部署は外出も多く、あまり関わらない社員もいるため、自分自身の仕事の仕方を見直せるような意見共有の場があればいいのにと常々思っていました。
グループワークでこの旨を提案したところ、他のメンバーからも同意が得られ、コミュニケーション不全が起こっているとわかりました。
たとえば会議で発言する人が固定化していたり、他部署への対応の不満が多いけれどお互いに意見を交換するタイミングがなかったり……。
根本的にコミュニケーションを見直し、どんなことでも気軽に話せるような社風を作ることが大切なのではないかと結論に達しました。
具体的な施策としては、「知らない人とも話題があれば話せるのではないか」との考えから、トイレや廊下ですれ違った時に一言話せるような気軽な話題提供をすることになりました。
社内掲示板で週替わりにさまざまなお題を提供したり、社員全体のプロフィー帳を作ってみたり、ネタを考えては提案していきました。
その他、部署内のコミュニケーション力を上げられるよう、私自身が部署のみんなに声をかけるよう意識をしました。
STELLAとして活動していかがでしたか?
STELLAとして活動する中で一番大切だと感じたことは、自分たちで課題を見つけて改善を試みる点です。
これまで職場環境改善といえばトップダウンで指示されるのが常で、そのたびに「また仕事が増えてしまった」と感じていました。
そんな中、さまざまな研修を受け、自分たちから会社に働きかけて改善していく機会を得たことで、あらためて会社と真剣に向き合い、どんな風に働いていきたいかを考えました。
そして、自分たちが決めた目標に向けて活動することに対して使命感が生まれ、意欲的に活動したいと私自身の意識が変わりました。
会社からも、全面的にバックアップすると言われた中で、会社が考えていることや意図を知り、まずは身近な改善から始めるべきだという結論に達しました。
実際、給湯室で話したことがない人から話しかけられた時には、活動した意義と達成感を感じました。
また、部署内を見れば、仕事の方針やクライアント様の反応などについての共有が増え、公私ともに話題が自然と飛び交うようになりました。
私自身のことを振り返っても、周囲の先輩に相談しやすい環境にったと感じています。
取り組み自体は小さいものでしたが、こんなに変わるのかと思うほど、職場の雰囲気が明るくなりました。
こうした小さな成功体験の積み重ねによって、部署のみんなにも会社をよくしたいと思う心が育ってほしいと思っています!
ストレスチェック研究所からのコメント
集団分析と合わせてわかる問題点の把握
A社様では、STELLAのメンバーが感じた「会社の課題」とストレスチェックの集団分析結果で判明した「職場の改善すべき項目」が一致していました。
ストレスチェックの集団分析は現場レベルで感じている問題を把握するうえでも効果的です。
また、現場の人たちがSTELLAとして改善に向けて活動することで、その気持ちや活力は伝染していきます。
人材育成・組織開発コンサルティングサービス「STELLA」が目指す先は、社員みんなが会社のことを考え、よりよくしていこうと動くような風土の育成でもあります。
STELLAの会社を思う心や、元気に働いていきたいと思う心が社員みんなに育つよう、一緒に考えてみませんか?
ドクタートラストが提供するストレスチェックサービスの集団分析結果は、現場レベルでの改善に役立てられるよう、部署ごとの集団分析や優先して改善すべき職場環境項目ランキングなど、さまざまな目線から職場環境改善に効果のある方法をご提案しています。
人材育成・組織開発コンサルティングサービス「STELLA」とともに、ぜひストレスチェックからできる職場環境改善を行っていきませんか?
執筆者

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【保有資格】産業カウンセラー/上級ハラスメントマネージャー
【コメント】典型的なブラック企業で数年働いた経験から「働きがい」や「仕事の楽しさ」は作ることができても、職場環境は一人の力ではつくることはできないと知り、楽しく働き続けられる職場環境に興味を持ちました。現在は産業カウンセラーとしての知識も活かし、多くの企業に携わりながら、皆が楽しく働ける職場づくりを目指しています。