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<職場環境改善に効果のあった事例の紹介①>STELLAが職場の空気を変えた!

最終更新日 2023-01-10

職場環境改善にはストレスチェックが効果的?

職場環境改善をするためにストレスチェックの結果を活用する。
そういわれても、ほとんどの人がどうやって?という疑問をいだいてしまうことでしょう。
高ストレス者へのラインケアや残業削減などによる負担軽減など、ケアももちろん大切かもしれませんが、実は職場環境自体の改善こそがカギとなります。

今回は職場環境改善を促すサービス、STELLAを導入して職場環境改善に取り組んだA社様からの実際の体験談をお伝えいたします。

A社様は他者で集団分析をもとに職場環境改善に取り組もうとしていましたが、どこをどう改善すればよいかわからなかったことから、ドクタートラストの集団分析と人材育成・組織開発コンサルティングサービス「STELLA」を導入いただきました。

今回はSTELLA導入から半年ほどたった社員の方へのインタビューをご紹介いたします。

▼▼STELLAの具体的なサービスの内容はこちらから▼▼

Sさんのご紹介

40代女性、事務系管理職。
STELLAが活動を開始した時期は、Sさんの部署は年に一度の繁忙期の真っ最中。
管理職として部署をまとめていたSさんはかなりのストレスを抱えながらも、必死に働いていたといいます。

STELLA導入前は、部署はどんな感じでしたか?

私自身はチーム自体にはそんなに不満がありませんでした。
部署としては繁忙期でしたが、例年からするとうまくマネジメントができているという認識があり、自分が無理してでも課員への負担を軽減できるようにと懸命に動いていたように思います。
事実昨年に比べて大幅に残業時間も削減され、新しく入った社員への負担も比較的少なく、また誰も欠けることなく繁忙期を乗り切ろうとしていました。
しかし、そんなときにストレスチェックの集団分析の結果が共有され、STELLAと呼ばれる社員を任命して、職場環境改善に取り組むことになった、と人事部より報告がありました。
部署の結果としては社内平均と比較するとストレスが高い状況だったのですが、もちろん繁忙期ですし、みんな忙しいがゆえにストレスもあるのだろうと深くとらえていませんでしたが、任命されたSTELLAから「上司に声がかけづらい」「質問をしづらい雰囲気がある」という声があると聞かされました。
私自身に不満がないのはただチームの問題が見えていなかっただけであるということに気づかされました。
事実、自分はどんな状況であっても「仕事」なのだから声をかけないなんて言語道断!と、部下が困っている時に突き放しがちであったように思います。

STELLA導入後はいかがでしたか?

STELLAに任命された部下は、もともとコミュニケーション能力の高い社員でした。
何度かの研修を経て、ある時から夕方になると同じフロアに数名いる他部署のSTELLAがいろんな人に声をかけている姿を見かけるようになりました。いわゆる雑談です。
今までも部内でのコミュニケーションはありましたが、今思い返せばなんとなく偏っていたように思います。
それをSTELLAが順番に、普段は話さない人にまで話題を振ったりすることで徐々に空気感が変わり、今ではチームみんなが公私問わず、よくしゃべっているなと実感するまでになりました。
今まで話しかけづらいといわれていた社員ともいろんな人が楽しそうに話している姿を見る機会が多くなり、よりよく作用しているのだなと思うようになりました。
私自身にも部下たちが気軽に声をかけてくれるようになりました。

STELLAが導入されて、自分自身変わったなと感じたことはありますか?

私個人についての意見ですが、同僚や部下に愛着を持つようになったように思います。
たとえば、繁忙期直前に新人が入ってきたのですが、なかなか仕事を覚えずミスも多かったためよく腹を立てていました。
さらに仕事に慣れないのか残業も多く、本人の効率や能力の問題だと感じていました。
自分がこんなにも課員の負担軽減を心掛けていたのに!という驕りのようなものもあったのかもしれません。
なぜできないのかという葛藤が強かったのを覚えています。
しかし、雑談が増えたことで、その新人の素顔を知る機会が増えました。
話をする機会も増え、愛着がわいたようにおもいます。
結果的に、注意したりする際にも愛情をもって指導に当たることができるようになりました。
また、自分の教え方や伝え方を見直してみよう。Nにとって一番いい指導方法は?と自体を前向きにとらえられるようになったのです。
今までは仕事をする人というとらえ方しかできていなかった課員たち一人ひとりに人として興味を持てるようになったように思います。
STELLAが間を取り持ってくれたおかげかなとも思っています。
実際今までは報告に上がってこなかったような小さなミスの報告はもちろん、社内外のいろいろな報告が増えました。
負担が増えたような気もしますが、これは部署自体の透明性につながり、どんなこともきちんと報告しあえる職場環境が整ってきたことの現れだととらえています。

STELLAに選ばれた社員自身はどうでしたか?

現在もチームの中でムードメーカーとして機能してくれています。

当初は実は彼女がSTELLAに選ばれたことに対して微妙に納得がいっていませんでした。
自分の状況や仕事と関係なく人のことを気遣っている姿に、優先順位が間違っているのではないか、と思っていましたし、なぜこの社員が?と思っていたところがありました。
しかし、選ばれたことにより、STELLA自体が自分の力を自覚し成長しようという意識が感じられるようになり、結果チームでも信頼できる存在へと急に成長したように思います。
STELLA自体の成長が感じられたことで、STELLAの発言や気遣いに信ぴょう性などが増し、私自身も自分が対応に困ったときに相談してみようかなと思えるまでになりました。

今までは、周りの部署に対してはいい顔をするいい加減さがあると感じていたことが、他の部署との間を取り持ったり、仲裁したりしていい雰囲気を保つのに欠かせない存在と捉えれるようになってきました。
STELLAが目指している働きやすい職場のイメージが私にも伝わり、部署自体の雰囲気が明るくなったこともあるように思います。
部内のSTELLAは人との輪を取り持つのが上手な人でした。
また他部署を見ても、周りの雰囲気を見るのがとても上手な人当たりの良い人が選ばれているように思います。

STELLAに問題を指摘されなければ、私はいつまでも職場に対しても不満に気づくこともなかったし、課員一人ひとりの笑顔をこんなにも多く見ることはなかったのではないかと思います。
実際にSTELLAが行ったことはチーム内外で会話を増やし、意見を言うという簡単なことでしたが、STELLAの作り上げた心地の良い雰囲気が社内にあふれていることは本当に素敵なことだと思います。

このまま引き続き活動を続けていってほしいと思っています。

職場環境改善がもっと身近になるために

STELLAサービスはもちろん会社によって改善方法や提案が異なります。A社様においてはまずはコミュニケーションが課題として挙がり、実際にそのための施策をSTELLAが考案しました。課題に合わせてSTELLAへの研修も行われ、実際にそれがこの部署に大きな影響を与えたようです。

あなたの職場の課題にあなたは気づいているでしょうか?

ドクタートラストのストレスチェックでは様々な独自分析により、優先して改善すべき職場環境の項目などをランキングにしてお伝えするなど、職場環境改善にすぐに取り掛かれる分析結果をご提案しています。

職場環境改善に効果的に利用できるストレスチェックをご希望でしたら、ドクタートラストまでお問い合わせください。

DL

執筆者

【シニアコンサルタント】大沼 文音
【保有資格】産業カウンセラー/上級ハラスメントマネージャー
【コメント】典型的なブラック企業で数年働いた経験から「働きがい」や「仕事の楽しさ」は作ることができても、職場環境は一人の力ではつくることはできないと知り、楽しく働き続けられる職場環境に興味を持ちました。現在は産業カウンセラーとしての知識も活かし、多くの企業に携わりながら、皆が楽しく働ける職場づくりを目指しています。

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