
【新集団分析でわかること第6回】自社の特徴「尺度別偏差値」
最終更新日 2023-01-11
■ドクタートラストの新集団分析で分かることは?
第1回:独自分析が盛りだくさん!
第2回:受検者情報はさまざまな視点から
第3回:従業員のストレス状況分布
第4回:高ストレス者率はさまざまな軸で可視化
第5回:健康を害するリスクを数値化「健康リスク」
ストレスチェックの偏差値
ストレスチェックはすべての設問で1点~4点の点数がつきます。
また、集団分析結果における部署ごとの点数は、受検した全員の平均点で算出されます。
ただ、1点~4点の平均点だと結果が良かったのか悪かったのかが非常にわかりづらいのではないでしょうか?
そこでドクタートラストでは、点数だけでなく、42尺度それぞれの偏差値をご用意しています。
この偏差値は、全国平均(2020年度ドクタートラストがストレスチェックを受託したうち685社240,275人)の中で結果がどのくらいの位置にあるかを表す数値です。
全国平均を偏差値50とし、全国平均よりも良好であれば偏差値50以上、全国平均よりも不良であれば偏差値50未満となります。
偏差値で表すことで、全国の企業とくらべてどのような特徴があるかが一目でわかります。(ただし、偏差値上限は90、下限は10としています)
ベスト&ワースト5尺度
ドクタートラストの新集団分析では、ストレスチェックでわかる42尺度をランキングにし、ベスト5、ワースト5を掲載しています(図1)。
【図1】偏差値(ベスト&ワースト5尺度)(※数値はすべてサンプルです)
会社としての強みと改善が必要な尺度の双方が可視化されているといえます。
「ベスト5」の尺度は継続し、「ワースト5」の尺度は職場環境を悪化させている貴社特有の原因ですので、特に改善が必要です。
偏差値ヒートマップ
また、42尺度80問の中からストレス反応(6尺度29問)を除いた設問について、全国平均と比較した偏差値で、優良、不良を一定のルールにもとづいて色付け、視覚化しています(図2)。
【図2】偏差値(ヒートマップ)(※数値はすべてサンプルです)
受検者情報や高ストレス者率、健康リスク、ハラスメント回答分布も視覚化しており、この一枚でストレスチェックの情報がぱっとわかります。
別途オプションとして、部署ごとに同様のシートを提供することも可能です。
部署ごとの比較や、要改善項目を把握しやすくなります。
今回は、ドクタートラストの新集団分析結果のうち「尺度別偏差値」をわかりやすく解説しました。
ドクタートラストの集団分析は、「見やすい」、「分かりやすい」を目指し、常にアップデートを続けています。
ぜひ、お気軽にお問合せください。
執筆者

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【職位】株式会社ドクタートラスト執行役員/シニアコンサルタント
【コメント】長年、営業職として多くの顧客と接してきました。年々労働力人口は減り続け、優秀な人材を確保することが、企業の発展に直結する時代になります。ストレスチェックの結果からは企業の現状を可視化できます。ストレスチェックを通じ、「元気に・楽しく・働きやすい」職場環境構築への情報発信ができるように努めていきます。
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