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ビジネスにおける生産性とは?生産性向上のポイントは3つ

最終更新日 2023-01-27

生産性向上は、労働人口が減っていく現代において、企業にとっての重要課題の一つです。
しかし、いざ生産性向上のために取り組みを行おうとしても、具体的に何をすべきかわからないと悩まれている企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、そもそもビジネスにおける生産性とは何か、生産性が高い従業員の特徴、生産性向上のポイントをお伝えします。

ビジネスにおける生産性とは?

生産性は広辞苑によると「生産過程に投入された一定の労働力その他の生産要素が生産物の算出に貢献する程度」とされています。
つまり、投入したコストに対して、どれだけのリターンが得られたかということです。

生産性が高い従業員の特徴

生産性が高い従業員は、企業にとって非常に魅力的な特徴を持ち、周囲に良い影響を及ぼしながら、自らもいきいきと働いています。
さまざまある特徴のうち、以下に3つをピックアップしてお伝えします。

専門的な知識や技術を持っている

生産性が高い従業員の特徴1つ目は、業務において専門的な知識や技術を持っていることです。
これらは従業員自身の業務に対する自信を高め、その自信が顧客対応時の姿勢に表れることで、顧客からの信頼獲得にもつながります。そして新たに得た信頼が本人の自信をさらに高め、より知識や技術を深めて貢献しようという好循環につながっていきます。

コミュニケーション能力が高い

2つ目の特徴は、情報を正しく理解するために、必要に応じた対応を取る力です。
これは主にコミュニケーション能力がどれだけあるかということでもあります。
「顧客の求めるものが何か」を正しく把握するためには、顧客が発する言葉だけではなく、顧客が置かれている状況、言葉の背後にあるものなどを、掘り下げてのヒアリングが必要です。
そうした正確な情報を得る力があるからこそ、その後、課題解決のための的確な提案につなげられるのです。

目標を掲げ、努力を続ける

3つ目の特徴は、現状に満足することなく、より良い自分になるための姿勢を持ち続けていることです。
ただし、このように聞くと非常に壮大なことに取り組んでいるように聞こえるかもしれませんが、そうとも限りません。
たとえば、「今日、お客様への提案の際、○○というトークではうまく行かなかったから、次は□□と伝えてみよう」というように、常に自分の行ったことに対する振り返りと、それを踏まえた次のアクションを考え、実行し続けること。
取るに足らないことのようですが、こうした細かいブラッシュアップが、大きな成長へと結びつく礎になっているのです。

従業員の生産性向上のポイント

それでは続いて、企業として従業員がいきいきと生産性高く働けるようになるためにはどんなことに取り組めばよいのか、3つのポイントをお伝えします。

適切な人材配置

従業員自身が自分の強みを生かし、力を最大限発揮するためには、「この仕事が自分に合っている」といった適性を感じているかが非常に大きな影響を及ぼします。
そのため、まずは従業員一人ひとりの個性や強み、持ち味を把握し、パフォーマンス高く働ける場所に適切に配置することが大事です。

スキルアップできる環境整備

業務の習熟度を高め、自信を養うことで積極的に業務へ挑戦してもらうためには、「スキルアップできる環境が整っているか」ということも重要です。
社員同士で開催する勉強会といった内製で行うものはもちろん、資格取得、外部研修の補助など、必要に応じてアウトソースすることもおすすめです。

評価基準を明確にし、評価理由をきちんと伝える

どれだけ仕事を頑張っていても、その頑張りが会社からどのように評価されているのか不明確な状態では、ゴールのないまま走らされるマラソンのように、絶望感が押し寄せモチベーションを下げてしまいます。
そのため、努力の成果を承認し、次に求める姿をきちんと伝えることで、評価への納得感やモチベーションを上げることができ、望ましい行動を引き出すことにもつながるでしょう。

まとめ

今回は生産性についてお伝えしてきましたが、取り組み方は企業によって千差万別です。
なかなかすぐにドラスティックな取り組みを行うことは現実的に難しいかもしれませんが、日々無理なく、小さなことでも取り組みを続けていくと、やがて成果につながっていきます。
ぜひ今回の内容を参考に、できるところから取り組んでみていただければと思います。

DL

執筆者

【シニアコンサルタント】倉科 彩香
【シニアコンサルタント】倉科 彩香
【保有資格】健康経営エキスパートアドバイザー
【コメント】前職ではやりがいはあったものの、長時間労働が当たり前の環境で働く中で、ワークライフバランスについて考えるようになりました。今では健康経営エキスパートアドバイザーとして、ストレスチェック結果を活用した職場環境改善に取り組む企業のコンサルティングや、各種セミナー等を行っております。これまでの学びをもとに「健康でいきいきと働く人」を世の中に増やすために役立つ情報をお伝えします。

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