職場環境優良法人2021
【回答者数501人〜1,000人部門】
楽天ペイメント株式会社さま
ドクタートラストのストレスチェックサービスでは、集団分析結果をもとに、職場の雰囲気を数値化した独自指標「TRUSTY SCORE」(職場環境指数)を算出、上位法人を職場環境優良法人として表彰しています。
今回は、2021年度ストレスチェックにおいて、職場環境優良法人(回答者数501名以上1,000名以下部門)を受賞した楽天ペイメント株式会社の藤井 俊作さま(人事部 部長)、神田 亜衣さま(人事部 労務グループ ヴァイスマネージャー)、斉藤 佐和さま(人事部 労務グループ)、鈴木 友佳子さま(人事部 労務グループ)に、社内コミュニケーションや、ストレスチェックで重視している点などを伺いました。
楽天ペイメントさまは2019年4月設立と、まだ新しい会社ですが、どういった社風をお持ちでしょうか
藤井さま:当社は設立してまだ3年半ですが、共通ポイントサービスの楽天ポイントカードや、電子マネーの楽天Edy、スマホ決済の楽天ペイ、など、楽天グループで育ててきたサービスと、それに携わった人材が多く在籍しているので、楽天主義(※)の精神が根付いている会社だと思います。
当社のミッション「キャッシュレスを通じてお客様と加盟店様、地域や社会が共にエンパワーメントし合える、コミュニケーション活発な笑顔溢れる社会を目指します」にあるように、サービスを通じて世の中に貢献したいと考えております。
※楽天グループの価値観・行動指針:https://corp.rakuten.co.jp/about/philosophy/principle/
楽天さんというと、多様性に力を入れているイメージがあります。そのなかでどのようなコミュニケーション施策を行っているのでしょうか
藤井さま:たとえば、プロジェクトチームを組成して、「おもてなし」のマインドを浸透させるため、社内に向けてさまざまな企画を発信する取り組みを行っています。所属部署を超えて、社員同士で感謝の気持ちを伝えあう機会を創出するなど、多くの取り組みが、社員間のつながりや雰囲気作りに関連したもので、コミュニケーションの活性に寄与していると思います。
「おもてなしとは?」の定義から考えていくイメージですね。一方で個々人に対するメンタルヘルス対策はいかがでしょうか
藤井さま:健康施策全体という観点ですと、毎月開催している衛生委員会は、希望者は出席できるオープンな環境にしてありますし、内容はニュースレターとして後日全社にメール配信をしています。その中に、メンタルヘルスの向上や、気づきのきっかけになるようなトピックが多く含まれています。
また、体調のすぐれない社員に対しては、人事スタッフや産業医との面談が実施できる体制を整えています。
神田さま:体の健康と心の健康はつながっていると言われていますが、年に3回健康増進イベントを開催しています。
最近では、ウォーキングイベントを開催し、歩数に応じた寄付を実施する活動(詳細はリンク先)、外部の講師をお招きした睡眠セミナーを実施し、健康向上をサポートする飲料を試飲するイベントを行いました。運動や、睡眠の質にフォーカスをあてて、メンタルヘルスの向上につながればと考えています。
また、楽天グループでは上司と部下との1on1ミーティングを推進しています。ミーティングでは、業務のタスク管理だけではなくて雑談も大事にしており、こうした機会から部下の不調に気づくように心がけています。
マニュアルや研修が用意されていて、たとえばマネージャーに昇格したときには、そういったツールを利用して、配下のメンバーの業務や健康に気を配る方法を学ぶ機会があります。
楽天ペイメントさんは昨年度からドクタートラストのストレスチェックサービスをご利用いただいています。ご感想をお聞かせください
藤井さま:ストレスチェックの受検率が高かったことに驚きました。打合せの時に、受検率が向上します、というお話をいただいていましたが、実際に多くの社員が受検しました。
斉藤さま:前年度の受検率が芳しくなかったことから、受検率向上は、課題の一つでした。そこで、当社からも要望をお伝えし、ドクタートラストさんから、「できること、できないこと」を整理いただいたうえ、新たなご提案もいただき、一緒に取り組んでいることを実感できました。
また、個人結果から自分の状態がすごくわかりやすく、一社員としてありがたいなと思いました。設問数は標準的な80問ながらも詳しい分析結果が出てくるので、「受検したかいがある」と感じた社員が多かったのではないでしょうか。
集団分析結果については、資料の提供だけでなく、説明会というかたちで、ドクタートラストさんから口頭でもご説明いただけたので、より理解が深められたと考えています。
鈴木さま:集団分析がさまざまな観点でわかりやすくまとめられており、当社が「どういう会社か」ということを客観的に見ることができました。それにより、当社の労務的な課題がどこにあるのか、これから何をすべきか、といったことを検討するための大変良い材料になったと思います。
集団分析は、ドクタートラストとしても力を入れている点です。どのように活用されていますか
斉藤さま:集団分析結果、および追加でいただいたヒートマップは部署ごとに部門長に展開しています。全社的な傾向だけでなく、部署ごとの傾向も見られましたので、組織を理解するよいきっかけになったと思います。
最後に今後の展望をお聞かせください
藤井さま:最初にお話ししましたように、プロダクト単位ではそれぞれに歴史を有しているものの、会社としては、設立から間もない会社です。私たち人事としましては、今回ご協力いただきました、ストレスチェックの分析結果等を有効に活用し、人と組織をエンパワーメントする取り組みを発信し続けたいと考えております。さまざまな活動を通じて、より社員の皆さんが働きやすいと思っていただける組織を醸成していければと考えております。
楽天ペイメント株式会社
楽天グループにおいて決済・マーケティング分野を中心としたサービスを展開する企業として2019年4月に設立。「楽天ペイ(アプリ決済)」、「楽天ペイ(実店舗決済)」、「楽天ポイントカード」、「楽天チェック」、「楽天Edy」、「楽天キャッシュ」といったサービスを運営している。
公式サイト:https://payment.rakuten.co.jp/